AviUtlー色調補正と拡張色調補正の解説

動画編集ソフト Aviutl

今回はAviUtlのエフェクト「色調補正」と「拡張色調補正」について解説します。

どちらも色を調整する機能には違いはないです。

「色調補正」は「拡張色調補正」の簡易版と考えていただければわかりやすいと思います。

では解説していきます。

 




色調補正

まず色調補正の呼び出し方です。
設定ダイアログの右上の「+」をクリックします。
するとエフェクトが、バーっと出てくるので、その中の一番上にあるのが「色調補正」です。

これが色調補正のウィンドウです。

 

上の項目から解説していきます。

 



明るさ


スライダーを右にすると明るく(全体的に白く)なります。
左にすると暗く(全体的に黒く)なります。

数値は0~200まで設定できます。
0にすると真っ黒、200にすると真っ白になります。


 

コントラスト


コントラストとは、明るい部分と暗い部分の差のことをいいます。

スライダーを右にすると明るい部分と暗い部分の差が強くなります。
左にすると差がなくなります。

数値は0~200まで設定できます。

 

色相


色相とは、赤、緑、青などを数値で表したものです。

スライダーを動かすと色が変化します。

数値は-360~360まで設定できます。
色相環を使っているので、-360と360は同じ色になります。

色相環については、下のサイトを参照してください。

色相環│色彩学講座

 

輝度


輝度とは輝き具合です。

明るさと似ていますが、明るさとは物体に当たる光の強さで、輝度とは物体が発している光の強さです。

文章だとよくわからないので、図を用意してみました。

 

明るさは全体に関する、輝度は部分的に関する明るさといったところでしょうか。

スライダーを右に動かすと明るくなります。
左に動かすと暗くなります。

 

彩度


彩度とは鮮やかさです。

スライダーを右に動かすと鮮やかになります。
左に動かすとモノクロになります。

 

飽和する

ここにチェックを入れておくと、大きく数値を動かしたときに若干(本当に若干)色が緩和された色になります。

 

拡張色調補正

拡張色調補正は色調補正と違って、雰囲気を作ることが出来ます。

例えば「レトロな色味にしたい」と思うならば、色調補正ではなく、拡張色調補正を使います。

 

拡張色調補正の呼び出し方と注意点

呼び出し方は2通りあります。
本体ウィンドウから呼び出す方法(※1)と、タイムラインから呼び出す方法(※2)です。

まず本体ウィンドウから呼び出す方法です。

本体ウィンドウの「設定」タブ→「拡張色調補正の設定」
以上の手順を踏みます。

 

次にタイムラインから呼び出す方法です。

タイムライン上で右クリック→「フィルタオブジェクトの追加」→「拡張色調補正」 以上の手順を踏みます。

 

注意点です。

※1
この方法で拡張色調補正を適用した場合は、本体ウィンドウにオブジェクトを読み込んだ場合でも拡張色調補正が適用されます。

しかしタイムラインで編集ができないので、オブジェクトの最初から最後まで適用されます。

部分的に拡張色調補正を掛けることはできません。

※2
この方法で拡張色調補正を適用した場合は、最初から最後まで拡張色調補正を適用させることもできますが、部分的にも適用することが出来ます。

しかし「RGBの同期」が使用できなくなります。

 

ウィンドウの見方


パラメータがたくさんありますが、大きく分けて2つの方法で色を変えます。

上の図のように「YCbCr方式」と「RGB方式」です。

YCbCr方式とは「Y(輝度)」「Cb(青み)」「Cr(赤み)」を調整するやり方です。

「Y」についてはこの記事の輝度を参照してください。

値を上げると明るく、下げると暗くなります。

「Cb(青み)」はスライダーを右にすると青くなり、左にすると赤っぽい緑になります。

「Cr(赤み)」はスライダーを右にすると赤くなり、左にすると青っぽい緑になります。

RGB方式とは光の三原色である「R(赤)」「G(緑)」「B(青)」を個別で指定する方法です。

例えば各「R」のスライダーを右にすると赤っぽくなります。
左にすると赤みが抜けます。

「G」「B」も同様です。

RGB方式はそれぞれの色に「offs(加算)」「gain(乗算)」「gamm(ガンマ)」のパラメータがあります。

「offs(加算)」は足し算のことで、全体的に色を変化させます。

「gain(乗算)」は掛け算の事で、元の色に対して合成色を掛け合わせた色になります。

「gamm(ガンマ)」はガンマ補正の事です。
色の補正でよく目にする曲線がこのガンマ補正です。
ガンマ補正的に乗算で補正します。

「RGBの同期」はチェックを入れておくとRGB系のパラメータを動かしたときに、R、G、B全てのパラメータが動く設定です。

これはタイムラインから拡張色調補正を追加した場合は使えません。
チェックはつけられますが、同期しません。

「TV->PCスケール補正」と「PC->TVスケール補正」についてですが、まずはTVスケールとPCスケールについて解説します。

通常RGBはそれぞれ0~255の範囲で表されます。
このすべての範囲で表示されるのがPCスケール(=フルレンジ)です。

逆に16~235の範囲でしか色を表せないのがTVスケール(=リミテッドレンジ)です。

「TV->PCスケール補正」と「PC->TVスケール補正」はPCスケールとTVスケールの互換です。

 

使い方の例

今回はレトロな感じにしてみました。

 

RとBのoffsをいじりました。

 

このように雰囲気を作ることが出来るので、「色調補正じゃ物足りないな」という方は拡張色調補正を使うことをお勧めします。

以上で色調補正と拡張色調補正の解説を終わります。



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